「TOTOジャパンクラシック」は、日本で唯一開催される全米女子プロゴルフ協会公式戦です。2024年も予定通り開催の運びとなり、日米トッププロ選手78名が参加いたします。
今年は日本で全米女子プロゴルフ協会公式戦が開催されてから50回目の大会となります。半世紀に渡り様々なドラマを生んできた大会ですが、新たな歴史に向けて今年も熱い戦いが繰り広げられるものと思います。
大会では、より多くの方々にスポーツ観戦を楽しんでいただけますよう運営を行って参ります。多くのギャラリーの皆様のご来場を心よりお待ちしております。
最後に、本大会の開催にあたり、ご支援、ご協力を賜りました全米女子プロゴルフ協会様、日本女子プロゴルフ協会様、及び関係者の皆様に心より感謝させて頂きますとともに、出場選手の皆様のご活躍を祈念し、ご挨拶とさせていただきます。
1973年に「LPGAジャパンクラシック」としてスタートした全米女子プロゴルフ協会公式戦。世界トップレベルが集結するこの大会はその後、LPGAミズノジャパンゴルフクラシック、マツダジャパンクラシック、東レジャパンクイーンズカップ、ミズノクラシックと名称を変え、2015年からは「TOTO JAPAN CLASSIC」の名称で開催。今年で50回目を迎える。
過去、この大会では、1987年に岡本綾子が2位に入り、アメリカ人以外では初のLPGAツアー賞金女王に輝いた。1996年にはLPGAツアーメンバーとして出場した平瀬真由美がツアー初勝利。1998年は小林浩美が勝利し、LPGAツアー年間2勝目をあげた。
2000年代になると、2001~2005年にアニカ・ソレンスタムが史上初の同一大会5連覇を達成。上田桃子は2007年の優勝で得た出場権で、翌年からLPGAツアーに本格参戦。2018年にはLPGAツアー参戦2年目の畑岡奈紗が、通算14アンダーで凱旋勝利を収めた。
最終日3打差の中に7人がひしめく大混戦となった昨年は、勝負所で着実にスコアをのばした稲見萌寧が1打差で逃げ切り、今年のLPGAツアー本格参戦の礎をつくった。
これまで日米両ツアーの橋渡しとして、LPGAツアーに挑戦している選手にとっては凱旋試合としての役割を担ってきたこの大会、今年もまた新たな歴史の1ページが刻み込まれる。
女子ゴルフの最高レベルを競う米国発祥のツアー。統轄の全米女子プロゴルフ協会(LPGA)は1950年に発足し、アメリカ最古の女子プロスポーツ団体でもある。LPGAのツアーメンバーは世界最高の選手で、2024年は33の国と地域(163名はアメリカ国外選手)から選手を迎えいれており、日本からは昨年のTOTOジャパンクラシックを制して出場権を獲得した稲見萌寧をはじめ、古江彩佳、畑岡奈紗、西村優菜、笹生優花、西郷真央、勝みなみ、渋野日向子、吉田優利、上原彩子の10選手が参戦している。また、そのフィールドは世界をまたにかけており、アメリカ本土をメインにヨーロッパ、アジアなど10の国と地域で33試合を開催し、賞金総額は1億1,630万ドル(約174.5億円)と、JLPGAツアーの約4倍である。なお、この模様は152の国と地域で放送されている。
LPGAのツアーメンバーに対し、シーズン開幕から各大会において成績に乗じて与えられるポイントで、優勝者には500ポイント、2位320ポイント、3位230ポイント、80位で1ポイントが付与される。(※メジャー大会は30%UP)
ポイントレース上位者には、秋のエリートフィールド・アジアシリーズの出場権や、ツアー最終戦となる優勝賞金400万ドルのCMEグループ・ツアー選手権の出場権が与えられる。また、ポイントレースの年間チャンピオンには100万ドルのボーナスがある。